30代元JA職員が脱サラして本気で農業に取り組むブログ

元JA職員だった管理人は、農業の高齢化・耕作放棄地の増加などをリアルタイムで見てきました。30代の自分はアドバイザーではなくプレーヤー。「まず自分が動く」の思いでJAを退職。本気で農業に向き合うブログです。このブログが日本の農業活性化につながればと本気で願っています!

認定農業者とは?6つのメリットや認定条件、デメリットなどをまとめてみた

今日は雨降りなので、ここは晴耕雨読

農業のビジネス面の記事を書きます。

今回のテーマは「認定農業者」

実は自分も、認定農業者になるために今日JAに行ってきました。

そこで様々なことを聞いてきたので、

認定農業者のメリットやなり方、さらにはデメリットをまとめます。

認定農業者とは?そのなり方について

認定農業者をざっくり簡単に言うと、

「5年間の計画を立てて、行政より認定を受けた農家」

です。

もう少し掘り下げていくと、市町村には「農業委員会」という会があります。

ここでは農地の移転や受委託などを管理しているのですが、

そこで認定を受けることが認定農業者です。

認定農業者のなり方

市町村の農業委員会、または近くのJAで手続きができます。

スムーズなのは農業委員会です。

認定農業者になるために委員会にかけるのですが、

結局農業員会の事務局の方が説明するので、その人に直接伝えることが一番スムーズ。

必要な書類は以下の2つ。

  1. 農業改善計画認定申請書
  2. 簡単なアンケート

僕はこれを近くのJAに提出し、農業委員会に取り次いでもらいます。

また、

「法人でも申請できるか?」

「現在農業していなくても申請できるか?」

も聞きました。

 

結論は、できます。

ただし農業員会での認可がすべてですから、そこへの書類が完璧なことが前提です。

とはいえ関係者が色々アドバイスしてくれるので、

全然ハードル高いもんじゃないです。笑

認定農業者のメリット、デメリットとは?

認定農業者になると、一般農家とどのような違いがあるのか?

メリット・デメリットをまとめました。

認定農業者になる6つのメリット

①経営所得安定対策に加入できる

経営所得安定対策とは、一言でいうと農業の「転作」と「リスク」に対する対策です。

種類は2つあり、

  • 畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)
  • 米・畑作物の収入減少影響緩和対策 交付金 (ナラシ対策)

というものがあります。

ゲタ対策は、大豆や小麦などの転作品目への交付金です。

「生産量・品質」に対する数量払いと、「作付面積」に応じた面積払があります。

大豆や麦などを作っている転作農家さんにはありがたい収入源です。

対してナラシ対策は、コメや野菜の「販売単価」が下がった年は、

それを補填するというもの、収入保険のようなものです。

ただしナラシ対策には「積立て」をしないと加入できません。

でも、積立なので戻ってくるお金です。

掛け捨ての保険とはここが違います。

②農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)を使える

農業への融資ですが、この特徴はなんといっても超低金利(0.00%~0.20%)

個人でマックス3億借りれる、ほかじゃまずありえません。

国が後押しする産業だからこそ、このようなバックアップがされています。

③農業経営基盤強化準備金制度で税金対策

青色申告をしている認定農業者へ、経費・損金を認める税金対策です。

補助金「経営体育成支援事業」を使える

これは嬉しい、農業用機械・施設に対する「補助金

以下に該当する認定農業者には、費用の1/3(最大300万円)の事業補助を受けることができます。

  • 「人・農地プラン」に位置付けられた中心経営体
  • 農地中間管理機構から賃借権の設定等を受けた者等

例えば、300万円の農業用ドローンを買ったら、100万円が補助されます。

これは美味しいですね!

⑤アグリ社・LPSからの出資

アグリビジネス投資育成株式会社(アグリ社)、

投資事業有限責任組合(LPS)という機構から出資を受けることができます。

つまり、資金がなくても「この事業は行けそう!」となれば、

出資を受けることで事業実現の可能性が広がります。

出資割合は50%までなので、議決権的にも安全性が保たれます。

今流行りのクラウドファインディングのように農業者には夢がある制度です。

⑥農業者年金の国庫補助が受けれる

農業者への積立個人年金として農業者年金がありますが、

これへの国庫補助(4,000~10,000円/月)があります。

条件にもよりますが、20,000円分の農業者年金を、

自分の持ち出し10,000円で加入することができます。

認定農業者にはデメリットも?

認定農業者のデメリットを上げるとすれば、

まず5年に1度更新が必要という事です。

これがなぜデメリットかというと、

まず認定農業者は「収入を増やしていく」ことが認定要件となっています。

ですので次の5年間では、さらに収入を増やすプランを作成しなければいけません。

とはいえ、バリバリ稼いでいくぞ!って人には何の問題もない話ですね。

他には、認定農業者だけの手続きが増える、などがありますが、

これもメリットから比べたら微々たる問題です。

まとめ

このように、認定農業者には数々のメリットがあります。

農業者なら、絶対になっておいた方がいい制度といっても過言ではありません。

僕も早速書類提出して、晴れて認定農業者になろうと思います!